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2017年10月17日 (火)

「ありがとう」の言葉を歌にのせて・・・

娘3号です。

歌好きじいさんは、本年5月28日にその生涯を終えました。

87歳の誕生日を迎えて1週間でした。

最後のブログを口述筆記でアップロードしてから1年が過ぎていました。

 

大脳皮質基底核変性症 という診断を受けてから8年。

薄皮を剥ぐように、じわりじわりと身体の自由を奪われ、指先の痺れから始まったそれは、年月をかけ四肢に及び、最後には発音や咀嚼の力までが失われていきました。 

その真綿で首を絞められるような苦しみは頭も意識もはっきり、しっかりしていた父にとっては、まさに地獄の日々だったと思います

それでも、最後まで生きることを諦めず、とはいえ一切の延命処置を拒否し、 本当の意味での「自然の死」というものを、身を持って私たち家族に示してくれました。 父の闘病を介護していく中で、家族全員が 「生きること」そして「死ぬこと」を学ばせてもらったと感じます。

仕事の世界でも、合唱の世界でも、統率力と実行力という面ではピカイチの実力を持っていた と娘の私から見ても思います。 その力を如何なく発揮することが出来たのは、支えてくれた周囲の皆さまのおかげと、家族一同、感謝の気持ちで一杯です。 

家族もこの数年、母を中心に一致団結して父の介護にあたり、それぞれの出来得ることを精一杯やり、最期は全員で自宅で安らかに看取ることが出来、後悔の念はありません。 (100%ではなかったかも知れないけれど)

PCやキーボードに慣れるために となんとなく始めたブログでしたが、始めてみたら夢中になり、いつしか更新することが生き甲斐のようになり、記事数はいつのまにか500を超え、プリント製本までしてご満悦だった父。 

自身でタイプが出来なくなっても、口述筆記で更新させるほど、このブログに愛着を持っていた父。 

コメントをいただく度に家族に自慢していた父。 

そんな思い出をクリック一つで削除するには、今はまだ忍びなく、 このまましばらく保存しておこうと思います。

 

このブログを読んでいただき、そして最期まで父を応援してくださり、

本当に、本当に 有難うございました。

本人になりかわり、御礼申し上げます。 

 

最期となりましたが、皆様のご多幸とご健勝を心より祈念致します。

合掌。   

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