(277)6連
原田泰治画「ふるさとー心の風景」第四集「春の風景」石川県鳳珠郡「小さな郵便局」
毎年ゴールデンウィークの3日頃 東京芸術劇場大ホールで、東京六大学合唱連盟の定期演奏会が開かれる。今年は58回となった。第1回は1952(昭和27年)、日比谷公会堂で開かれた。その時のことは91話で書いた。その時 小生は現役3年生であった。
年々隆盛を重ねてきた大学男声合唱団も数年前から陰りを見せ始め、今回は2階席から見渡せたせいもあるが、空席が眼についた。早稲田グリーの定期演奏会は毎年新宿の東京厚生年金会館大ホールで開かれているが、そちらも最近は満席にならない。しかし 6大学合同の演奏会ともなれば 満席になってないと一寸淋しい感じがする。
それは舞台の上も同じで、各校の出演者数が少なくなってきて演奏の上にも反映されている。以前にも書いたと思うが 今年の出演者数を演奏順に書くと、T校15名、R校54名、W校73名、K校29名、H校10名、M校15名 計196名であった。数が多ければいいと言うわけではないが、エール交換や合同演奏の時に 舞台からこぼれんばかりに整列した光景を見続けてきたものにとってはなんとも淋しい状況ではある。
東京から大分遅れて関西6大学合唱連盟が出来、そちらも毎年演奏会を開いているが、どうも6大学が揃わなくなりそうだ という話を小耳に挟んだことがある。九州6大学は既に頭数が揃わなくなったと聞いた。
ここに1999年11月大阪フェスティバルホールで開かれた 第26回関西6大学合唱演奏会のCDがあるので 参考までに校名を演奏順に記すと、同志社;大阪大学:甲南大学:関西大学:立命館:関西学院の6校で、昔は全日本合唱コンクールで覇を競った何れも名門のグリークラブだ。
当日のパンフレット~「斜陽」と見るか?早稲田はここ数年 若い作曲家に人々が聞きなれた曲を組み合わせて編曲して貰い、フリを付け、お客様にショーとして楽しんでいただく という趣向のステージを作っているが、今年は大分洗練されてきて面白かったし楽しめた。私は合同演奏とM大学が委嘱した新曲2曲が聴きたいと思って出掛けて行った。早稲田の有能な後輩が合同演奏の指揮をする というのも関心があったけれど。
くどいようだが いまの現役が入学していない04年の各校別の出演者数を書いてみよう。T校15:R校35:W校73:K校30:H校11:M校33 計197名で総数は変わらないが、T.W.K.Hに比べR校とM校の消長が気にかかる。特に著名作曲家に新曲を委嘱し初演したM校はどうしたのだろうか?立派な演奏だっただけに来年はどうかと心配になる。
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