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(244)二つの「ふるさと」

2_2 原画・原田泰治 茨城県行方市【秋一色】

 この頃の郵便切手は楽しい。これは「ふるさと切手」の第2集で【秋の風景】というサブタイトルで 行方市を含む10の地方の風景画が切手になっている。あとで第1集の夏バージョンをご紹介するが 何れも心温まる童画である。タイトルに「ふるさと 心の風景」Hometowns・Scenes in My Heartとあった。lovely

 近頃は私のような年寄り(本人はそう思いたくないが)でもメールとやらを利用して大概の用事を済ませているから 中々郵便を使わない。それでは民営化した郵便局は困るから種々と工夫を凝らして 情緒に訴えて利用の促進を図っている。postoffice

 話が変わる。

 小学唱歌の「故郷」は 詩もメロディーも素晴らしい名曲だと思う。海外におられる年配の日本人が この歌と「赤とんぼ」を聴くと殆んどの方が涙を流されるという。都会生れで育ちの私でも この歌のような故郷の情景に憧憬をもつ。

 Photo_2 高知県安芸市【野良時計】合唱曲に唱歌が編曲されて曲集となる場合 この曲が外されることは先ず無いといって良いので、私達もよく歌う。だが 私達にはもう一つ「ふるさと」という愛唱曲がある。それは室生犀星の詩「ふるさとは 遠きにありて思うもの そして哀しく歌うもの・・・」を男声合唱にした磯部 俶作曲の「ふるさと」である。

 この曲は合唱コンクールの課題曲にもなった名曲で、OB4連(早稲田、慶応、関学、同志社)の古いOBなら皆さん一度は必ず歌った事があるといっていい曲だ。磯部さんは早大グリーの先輩だから 当然早稲田の持ち歌で50歳以上のOBなら全員暗譜(楽譜を見ない)で歌う愛唱歌であった。

W と過去形で書いた訳は OBが歌うこの曲を聴いて「いい曲ですね」と言う現役が多くなってきた つまり現役の愛唱歌ではなくなったということだ。愛唱曲として歌い継がれている曲は数々あるが、この「ふるさと」が何時の頃からか外されてしまった事は 古いOBにとってはショックだった。weep

 来る11月22日(土)にサントリー大ホールで早大グリークラブ創立100周年記念演奏会が開かれる。「次」の100年を目指し 内外の著名作曲家に新曲を委嘱初演したりして、意欲的なプログラムを組んでいま猛練習の真最中で 、小生もその一部に出演するが、現役と歌うそのステージに この「ふるさと」を入れてもらった。この演奏会はOB会の主催だが現役グリーも共に100周年を祝うという趣旨で開催される。著名な合唱指揮者松原千振氏や高名な作曲家荻久保和明氏がタクトをとり、NHKの柿沼アナウンサーも司会の労を取る第3ステージは250人以上の男声合唱となる。単独校の演奏としては おそらく今後も無いだろう。

 

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